つかさちゃんのシンデレラ2




シンデレラがお城に向かっている頃、お城では王子さまのお付のものが
「王子様そろそろお出ましください。」(ダレン)と言っていました。
フォー王子は舞踏会の広間をこっそりのぞいて、なにやら 独り言を言ってます。 
 
王妃様は「王子や,お嬢様方がお待ちですよ。」(こもも)

 、、、(フォーちゃん)



舞踏会の広間では、シンデレラの二人のお姉さんたちが何やら話してます。
「お姉さま、お城って素敵でしゅね。
王子しゃまと結婚しゅれば ここに住めるのでしゅよね〜。」(ちびフォー)
「何を言ってるざます。 私のほうが美しいから 王子様は私のものに決まってますわ.。
その時は、あなたをお付のものにしてあげますわよ。
おほほほほほほ。あそこの子より私達の方が数段勝ってるざます。」(ブライド)



それではお城の中を見学いたしましょう。
広間では、「高いお靴は初めてなので、ころんでしまいそう。」
と緊張したフェアリーちゃんが歩き回ってます。




薄紫のドレスを着て女装したじゃがくんは、「王子様に選ばれたらどうしよう。」と
考えていますね



王子の寝室では
「王子様 仮病は駄目ですよ。王妃様に見張るようにいわれておりますのでお許しください。」
「やっぱり! ばれてたでしゅ」(フォー王子)




従者にうながされたフォー王子は「さて、そろそろ広間に行きましゅか」
と言いいながら、王妃の後について出てきました。
そんな王子に、大勢の若い娘たちが、私こそはと熱い視線を送るのでした。

フォー王子はとても照れています。

(フォー王子こころの声)
「王妃様と仲良くやっていけそうな子がいいのでしゅよ。その前に僕との相性が大切なんでしゅけど。」




少し遅れてシンデレラが、お城に着きました。
お城では、もう舞踏会が始まっていました。




シンデレラが広間に入ると シンデレラのあまりの美しさに、人々は一瞬静まり、
目をみはってしまいました。

二人のお姉さんは、悔しそうに「あの綺麗な娘はいったい誰なの?」と言ってます。  
どうやらシンデレラが誰かわからないようですね。





シンデレラに気付いた王子はシンデレラの前に進み
「どうか私と踊っていただけましぇんか。」と申し出ました。







シンデレラはダンスがとても上手でした。
 王子はひとときも、シンデレラの手を離そうとしません。



シンデレラは王子様と夢のような時間を過ごしているうちに、時の経つのも忘れていました。
ふと気がつくと、いつの間にか時計の針が12時をさし、鐘を打ち始めています。


 魔法使いとの約束を思い出したシンデレラはあわてて駆け出しました。
「まあ大変!!12時だわ。帰らなくては。」(つかさシンデレラ)

シンデレラがどこの誰だかも聞いていなかった王子様は、あわてて引き留め
ようとしましたが、シンデレラはあっという間に何処かに姿を消してしまいました。


 階段には、シンデレラが履いていたはずの美しいガラスの靴だけが片方残されていました。



 12時が過ぎ、魔法が解けてしまうと、シンデレラは元の姿に戻ってしまいました。
魔法使いに、もらったガラスの靴を抱きしめながら、シンデレラはしくしく泣きました