つかさちゃんのシンデレラ3



翌日、どうしてもシンデレラを忘れられない王子様は、何とかして
あの舞踏会の女性を探し出そうと
“ ガラスの靴がぴったり合う女性を自分の妻にする。”
という、おふれを出しました。
そして身分の高い女性から次々にガラスの靴を試してみましたが、ガラスの靴がぴった
り合う女性はなかなか見つかりません。

 もちろん王子様のお使いのものはシンデレラの家にもやってきました。
二人のお姉さんたちは、私こそはと靴を試します。
「足が入れば、王子様は私のものですわよ。」(ブライド)
「それは、私のものでしゅよ。」(ちびフォー)

 二人のお姉さんたちは、何とかしてガラスの靴を履こうと、無理やり足を
ギュウ、ギュウおし入れましたが、無駄でした。
「あ〜〜見つからない。いったい何処にいるんだろう。」(ダレン)
とお使いのものは溜息をつきました



そこへシンデレラが進み出て、王子様のお使いのものに、
「私にも靴をはかせてはいただけませんか?」(つかさシンデレラ)と頼みました。
「おほほほほほほ、シンデレラ何をバカな事を言っているのですか?
お前が、はけるはずがないわ。恥をかくだけざぁますわよ」(ブライド)
「そうでしゅよ、シンデレラがはけるわけがないのでしゅ!無理にきまってましゅぅ。」(ちびフォー)
そう二人のお姉さんたちは言いました。

それでも、お使いの者はシンデレラにも履かせてみました。

するとどうでしょう、ガラスの靴はまるでシンデレラのために
作ったかのようにぴったりでした。
お使いの者は「おお〜、この方こそ王子様の探しておられた女性に間違いない。」(ダレン)
と叫びました。
 
 みんな驚きのあまり、口もきけません。





「おや、そろそろ わしの出番かな?」(おたね)
 そこへ、あの時の魔女のおばあさんが現れ、杖を一ふりしました。
するとシンデレラは、あの舞踏会の日と同じ、まぶしいほど美しいお姫さまになっていました。
 継母と二人のお姉さんたちは、へなへなと腰をぬかしてしまいました。




シンデレラは王子様の待っているお城へ行くことになりましたが、
待ちきれない王子様は御者に扮して迎えに来てしまいました。(笑)


そして二人は、いつまでも 仲良く幸せに暮らしました。
ふふ 可愛い子供たちとね。

めでたし めでたし