レンチドール(Lenci)

   

     


エンリコスキャバーニがイタリアのトリノに、20世紀初頭に開いた人形工房で、妻エレナがデザインしたフェルトを素材にした
人形を作り出した。レンチとはエレナの愛称であるとともに彼らのモットー”Ludus Est Nobis Constanter Industria(To play is our constant work)"の
イニシャルから付けられ1922年から商標とした。
フェルトを型にプレスし表情をペイントした人形はイタリアらしいカラフルで明るいハイセンスな衣装を身に包む。その造形美と
技巧の高さ、見る人をひきつける独特の表情から布から生まれた美術品ともいわれてコレクターが多い
日本ではモールド300番のちょっと横目づかいの哀愁を帯びた顔立ちの子供に人気があるが、1920〜1930年代の
映画スターなどをモデルにした肖像人形や黒人、東洋人などの異国情緒に満ちたキャラクタードール、民族色豊かなエスニックシリーズ
愛嬌たっぷりのマスコットシリーズ、愁いを秘めたピエロなども大人も充分に魅了するにんぎょうである(辻村さわ子さん)

レンチは1920年代も始まり1940年の中盤の第二次世界大戦勃発移行もレンチ夫人の手により作られていたが
トリノの相次ぐ空爆やムッソリーニ政権の政治的弾圧などもあり、人形制作を断念して引退した夫人は晩年運に恵まれず、戦後の51年
車の事故によりこの世を去っている

1976年ニューレンチの名で同じ
トリノ市で政策販売されはじめたものをニューレンチといいます(南川貞治さん)

                

こちらはイタリアのレンチドールです。主にフェルトで出来ています。
クロスドールの傑作だと思ってます。歴史は1920年ごろからで左右どちらかを睨んでいるようなお顔が 子供らしくって可愛いです。

日本では300型が人気がありますね。

下に写っている4人の子はおなじみの300型です
本当のことをいいますと私はビスクよりも先にレンチを持ってました
シュタイフ→レンチ→ビスクドール

フォーままさんちの
シニョリーナちゃんです
ジョジョ ロザンナ カルボナーラ

レンチっていっぱいいると楽しい なんか世界ができるみたい
種類も色々とあるんですよ 


向かって右側の子は
1500シリーズ

Lucia-face

マスクがコンポジションの子です
(衣装は自作です)



こちらはオリジナルの衣装
籠はもってません

 

顔はフェルトですが稀にマスクがコンポジションの子がいます
布製なのでなかなかきれいな状態では手にはいらないのです
お顔が虫に食われてしまってる子もいます
洋服はさすがイタリアというくらいお洒落でセンスがいいのです
フェルトかオーガンジーでで作られています
たまにすごく状態のいい子がいますが
お店のデットストックかな
少しくらい汚れているくらいが味わいがあるかなって思います


レンチの種類
109
300
110
lucia type
1500
Boudoir dolls

びっくりしたお顔の子とか
目がグラスアイの子
等います

レンチは1920年〜1930年代が絶頂でした。その頃あやかって
レンチのコピーとかフェルト製の人形も出回ってましたが、やっぱり本物とそうでないものは見分けがつきます

レンチの特徴は

第一 まずまなざしにあります
稀に正面直視のレンチもありますが
殆どのレンチは横目使いで左右のどれかに目を走らせてます


109シリーズ 1500シリーズGurgnetto lucia type
300シリーズ 110シリーズ






第二 首の真後ろがポイントです。ジグザグに縫われていること

第三 左右の手いづれも指は中指と薬指がからみあってます
でも例外もあります
グローブみたいになっている子もみられます

画像のなかにはもうすでに手放したレンチものせてあります

 

1500シリーズのソフィーちゃん にがむしをかみつぶしたような顔だそうです


 
以下はLenci CDよりの画像です
参考にさせて頂きました

 

 

      

 



グラスアイのレンチ


マルレーネ.ディートリッヒがモデル

 

 

ニューレンチ